約 1,591,137 件
https://w.atwiki.jp/svsm_wiki/pages/377.html
No.372 カード名:ジョー・ギブソンJr./スイッチヒッター/男 パートナー:ジョー・ギブソン/野球人/男 レベル:3/攻撃力:2500/防御力:4500 【スポーツ】「今度こそ、きさまのこの100マイルを俺は打ち砕いて勝者になる!!」(エントリースパーク) [自] あなたは相手のフィールドのカードを、あなたのリタイヤ置場の《スポーツ》と同じ枚数選び、相手の控え室に置く。 レアリティ:R 作品名:週刊少年サンデー「MAJOR」
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/15022.html
登録日:2012/05/24(木) 08 00 34 更新日:2023/04/29 Sat 18 25 28 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 GENE_GOD LOVE_IS_OVERDRIVE JK JK←女子高生ではない カイゾーグ ジーン チャラ男 チャラ男←チャラ漢 ロックスター 仮面ライダーフォーゼ 仮面ライダー部 土屋シオン 天ノ川学園高校 情報屋 濃すぎるキャラクター性 父の叫びは波の音 神宮さん←JKです! 神宮海蔵 神敬介 親父のBlues 遊び人 長いものに巻かれるチャラ男 音痴←中の人は上手い 高校生 JK(ジェイク)は『仮面ライダーフォーゼ』の登場人物。 演:土屋シオン 物語開始時点では天ノ川学園高校の一年生。後に二年生に進級する。 JKはイニシャルからくる通称だが、本人もJKと名乗り周りもJKとしか呼ばないので長らく本名不明だった。因みに名乗りに際して指で「J」と「K」を作るのが決めポーズ。 天高の遊び人グループに所属し、彼らに呼び掛けてJKナイトなるパーティーを催すなどして広い人脈を持つ。これによる情報収集力は高く、本人も学園一の情報通を自称している。 ライダー部では被害者やスイッチャーについての情報を集めるのが主な役割。 三年生卒業にあたっては大文字先輩の後任としてパワーダイザーの操縦者に選ばれるが、瞬発力は高いものの持久力に欠けることや、進学後も大文字さんが頻繁に顔を出すことからお呼びがかかることは滅多にない。 というかダイザーさん自体が……。(*1) 【人物】 遊び人グループだけあって陽気なお調子者という印象だが、人付き合いのスタンスは「ギブアンドテイク」。 見返りあってこそだという打算的な考えだったため、友情などというものは馬鹿にしていた。 そんな裏を感じ取ったのか、弦太朗も急に近寄ってきたJKには「お前と友達になるのは最後でいい」と距離を置こうとしていた。 顔が広い反面敵も作りやすいらしく、腕の立つ人間に友達面してすり寄って用心棒代わりに使っていた。弦太朗に近付く以前にはフェンシング部の新田を利用しており、親友だと思っていたJKを守った結果大会に出場できなくなった彼を裏で嘲笑っていた。 復讐のためスイッチを手に入れユニコーン・ゾディアーツとなった新田に狙われたことから弦太朗に懐柔策を取り、一方ではエレキスイッチを盗み取る。 しかしそれが災いしてフォーゼは窮地に陥り、JKも新田に拘束されてしまう。 電話して時間内に助けにきてくれる友達が居るなら解放してやろうという新田の持ちかけに必死に電話を掛けるが、上辺だけの付き合いが祟り誰も助けに来ない。 闇金ウシジマくんとか言わない。 しかし復活した弦太朗が到着し、JKの捻くれてひん曲がった部分も含めてダチになると宣言。彼を救い、友達のシルシを交わす。 ユニコーンがエレキステイツによって倒された後は、性根を鍛え直すためということでライダー部に入部させられる。 以降は真面目に協力しながらも、我が身可愛いさに弦太朗に敵の前で変身解除を要請するなどのヘタレっぷりは相変わらず。 本人も自分のそうした性格については自覚があるようで、自らを指して「長い物には巻かれるチャラ男」「俺もあんま誉められた人間じゃないッスけど」と称したりしている。 しかしライダー部に友誼を感じているのは確かで、 MEGAMAXで撫子(SOLU)を失った弦太朗が泣く時間を稼ぐためライダー部がサドンダスに挑んだ時には「戦うのは無理だけどハンカチを貸すくらいなら」とハンカチを差し出す。 一人で逃げるのはもっと嫌だという理由でキャンサーの地獄大喜利に挑む。 アリエスの脚本を「これよりクズなシナリオ見たことない。ゴミ以下」と真っ先に破り捨てる。 などと、男気を見せる場面も見受けられるようになっていった。 【ジーン】 JKの本名は神宮海蔵。漁師である父・敬蔵は元ギタリストであり、JKは幼い頃から父のギターを聞いて育つ。 いつしか自らもロックに憧れ、心の中には自分がなりたい理想の自分「ジーン」が生まれていた。 中学時代には同じくロック好きの親友・ゴッドこと五藤東次郎と「ジーンゴッド」というバンドを組むが、JKは音痴、ゴッドはギターが下手という致命的な欠点を抱えていたため、聴衆から笑われる始末となる。 その経験からJKは音楽を諦め、ゴッドとも違う高校に進学する。 しかし夢を捨てきれず、「夢の残骸」としてジーンを演じるネットラジオ「ジーンのミルキーナイトカーニバル」を隠れて放送し続けていた。 「知ってるかな……? 夢っていうのは呪いと同じなんだ」 本人の意図とは別にミルキーナイトカーニバルはトークが受けて人気番組となり、折しも転校してきたゴッドが接触してくる。 「犬も歩けば?」 「ボーイ・ミーツ・ガール!」 「恋してるかーい!」 「夢見てるかーい!」 「「LOVE IS OVERDRIVE! イェー!」」 二人は再会を喜ぶが、ゴッドは幹部用のゾディアーツスイッチを手にしていた。 彼が変身する山羊座のホロスコープス・カプリコーンは高いギターテクを持ち、そのギターに合わせると巧く歌えることから、JKはかつて挫折した夢に囚われていく。 ラジオを「ジーンゴッドのダークナイトカーニバル」に改め、歌を中心にしていくとリスナーが熱狂。 怪我人が出たことから一度は放送を止めようとするものの執着は捨てきれず、現在の絆より未来の栄光を選んでしまう。 放送を止めに来た弦太朗に退部を宣言し、成功するためには切っ掛けが必要と告げて去る。 翌日には放送部の番組に出演して三日後のライブを予告するが、直前になっても罪悪感は消えず、仲間を犠牲にする悪夢に苦しむ。 自分達がやっているのは悪魔の音楽で長続きしないと葛藤し続けるものの、ゴッドに「父親のような夢を諦めた負け犬にはなりたくないんだろ?」と促され、ライブを決断する。 しかし演奏開始直前に弦太朗が現れ、自分のギターに合わせて歌えと呼び掛ける。彼はジーンの原点を探して、敬蔵からギターを習ってきたのだ。 そんな弦太朗の心に触れて、JKは思い出の曲を歌い出す。 いつの日か君が 羽ばたいていく 空が青い ことを願う 相変わらず音痴の歌声に満員の聴衆から笑われるが、ジーンゴッドの持ち歌『LOVE IS OVERDRIVE』が「大切な物は今より未来なんだ」と歌うのとは対になるように、 「君が歩く今を大事に重ねていけ」と歌う『親父のBlues』を歌う中でJKは弦太朗と父親の熱い魂を感じ、理想のロックスター「ジーン」の姿を改めて心に描く。 歌い終わったJKは「やっと逢えたな、ジーン」と声を掛けてくれた弦太朗と改めて友達のシルシを交わし、カプリコーンと決別する。 聴衆への洗脳も解け、JKとの絆を取り戻したフォーゼがコズミックステイツでカプリコーンを撃破し、事件が解決した後のある夜、JKは一人ラジオブースを訪れていた。 ミルキーナイトカーニバル 最後の放送は……ジーン 君だけに贈るよ まず 俺の幼なじみ 五藤東次郎は事件に関する記憶をすっかり無くしてた でも そっちの方が奴には幸せだし また昔の様につきあえるのは嬉しい そうそう そう言えば久々に親父に電話したよ 偶には実家に顔出せ 良い友達が居るなあ なんて言われて……「ああ」って答えた 友達って言えば……今回の件を許してもらうのは大変だったよ あんな必死に謝ったの 生まれて初めて で みんな許してくれた……こんな俺を だから決めた 精一杯今を大切に 友達を大切にするって そんな訳で……歌はもうやめるよ 弦太朗さんは諦めんなって言ってくれたけど 俺のケジメ さよなら ジーン JKこと 神宮海蔵より 最後は音の無いしんみりとした終わり方だった。 …が、視聴者にはむしろとてもチャラ男の名前とは思えない古風で厳めしい名前にインパクトを取られたという人も多かったとか 【劇場版】 『MEGAMAX』ではXライダーのコスプレを披露。終盤ではハンカチも渡す。 『みんなで宇宙キターッ!』では他の部員と共に訓練してXVUへ潜入。軍事用ダイザーにも乗り込みJKダイザーと名付ける。 また弦太朗のためスイッチを配る際、五藤やラジオファンの子達のほか「頼めた義理じゃないけど」と新田に差し出したスイッチを「仕方ねえな」と受け取ってもらえ、若干の関係性進展を見せた。 『アルティメイタム』で描かれる五年後では雑誌記者になっている模様。 【余談】 JKという通称は『仮面ライダーX』の主人公・神敬介のイニシャルからきたもの。 35話で中学時代の愛称がジーンだったことから本名も「神(ジン)」が入っているのではと予想されていた。 その本名の方は神宮(じんぐう)海蔵(かいぞう)→神(じん)/宮海蔵(ぐうかいぞう)→カイゾーグとなる。 ……チャラ男の上に親がロッカーというキャラからは考え難いほど渋い名前ではある。 親友ゴッドの愛称もXライダーの敵組織GODに由来と、中々縁が深い。 ちなみに父親の方には敬介の『敬』の字が入っている。 JKは音痴設定だが演じる土屋シオンはギターと歌が得意で、ライダー部のメンバーに指導もしたとか。 またブレイクダンスも得意で、杉浦との対決シーンも本人によるもの。 かつて『響鬼』に出演した際は音撃弦使いの斬鬼・戸田山コンビに助けられる役だった。 いつの日か君が 追記していく 空が青いことを願う But you know どうせ飛ぶなら 自分だけの If you fall 力で飛べよ ごまかしたりせずに 君が修正する今 Oh… を大事に 重ねていけ Oh…yeah… Always be true to yourself △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 本名がすごい。 -- 名無しさん (2013-08-17 22 20 53) 1クール目はEveryday、カチューシャ。 -- 名無しさん (2013-08-17 22 30 24) 本名で吹いたwそりゃ名乗らない訳だよw -- 名無しさん (2013-08-17 22 32 01) カイゾーグ -- 名無しさん (2013-08-17 23 42 43) JK「大杉先生に慰められる自分が情けないッス!!」 大杉「ってそっち!?」 吹いたwww -- 名無しさん (2013-08-17 23 46 21) そういやいたな、バケガニに襲われてザンキたちに助けられたやつ… -- 名無しさん (2013-09-08 21 31 28) パワーダイザー「ハッハッハー!泣け!喚けーッ!!」 -- 名無しさん (2013-09-09 00 15 23) カイゾーグ「何度も言わせるな。わたしはカイゾーグ、完全なる自己中の心を持ったワルズ・ギル様の忠実なる部下。JK等知らん!」 -- 名無しさん (2013-12-27 15 40 23) 多分劇中一番人間として成長した人物だった。大文字もそうだったけど -- 名無しさん (2014-05-28 10 41 39) 剣道家みたいな名前だな。 -- 名無しさん (2014-05-28 10 47 21) ↑×2 でも結局新田には謝らなかった。 -- 名無しさん (2014-11-03 00 15 49) 映画では負い目を見せながら新田に協力を求めてたからその後謝ったんだろうか -- 名無しさん (2014-12-03 20 13 00) わざわざスイッチ盗んで護衛弱体化させてどうするつもりだったんだろうか。 -- 名無しさん (2015-06-30 23 43 45) ハート「オレの新しい友達だ。」 -- 名無しさん (2015-07-02 12 17 54) 地味に成長したなーッて感じたのは、コズミック回で昴星生徒に助けられた後、『先輩!』って大文字に駆け寄ったトコ。 -- 名無しさん (2016-11-29 17 40 53) 演者がドゲンジャーズで主役になったのを知って「とうとう変身できるようになったな」と感心してしまった。 -- 名無しさん (2023-04-29 18 25 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fourze13/pages/50.html
【種別】 用語 【用語】 天ノ川学園高校 【よみがな】 あまのかわ がくえんこうこう 【登場話】 正式名称は「天ノ川学園高等学校」、通称"天高(あまこう)" 生徒の個性を尊重し個性を伸ばすことを校風としている。そのためかなり扱いに困る生徒が多く、一筋縄ではいかない。2年B組担任、園田紗理奈いわく「勝手な生徒ばっかり」とのこと。 【主な行事】 行事 放送話 クイーンフェスティバル 2011 第3話、第4話 【関連するページ】 JK(ジェイク) MOVIE大戦 MEGAMAX フォーゼ編(仮) MOVIE大戦 MEGAMAX フォーゼ編(仮) 登場人物 アストロスイッチ クイーンフェスティバル 2011 仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGAMAX 仮面ライダー部 佐久間珠恵 右メニュー 園田紗理奈 城島ユウキ 大文字隼 大杉忠太 如月弦太朗 我望光明 新田文博 歌星賢吾 用語 番長介 登場人物・出演俳優 第11話、第12話登場人物 第13話、第14話登場人物 第15話、第16話登場人物 第17話、第18話登場人物 第1クール 第1話 第1話、第2話登場人物 第27話、第28話登場人物 第29話、第30話登場人物 第2話 第3話 第3話、第4話登場人物 第4話 第5話、第6話登場人物 第7話、第8話登場人物 第9話、第10話登場人物 繁野ジュン 西川司 赤い目の男 速水公平 部活 野座間友子 風城美羽 鬼島夏児
https://w.atwiki.jp/fourze13/pages/155.html
「友・情・表・裏」 【種別】 放映リスト 【脚本】 中島かずき 【監督】 石田秀範 【アクション監督】 宮崎剛 (JAE) 【収録DVD&Blu-ray】 仮面ライダーフォーゼ VOL.2 【OP主題歌】 Switch On! 【放映日】 2011年10月02日 前回 第4話「変・幻・暗・躍」←第5話→次回 第6話 「電・撃・一・途」 「友・情・表・裏」【あらすじ】 【仮面ライダー】 【フードロイド】 【怪人・ゾディアーツ】 【幹部怪人・ゾディアーツ】 【登場人物・出演俳優】 【用語】 【関連するページ】 【あらすじ】 弦太朗、賢吾、ユウキがいつものように教室でつるんでいると、JK(ジェイク)がやってきた。 「弦太朗先輩とは大親友っすから」。 なにやら調子のいいJKに不穏なものを感じる弦太朗。それでも妙に馴れ馴れしいJKは弦太朗をパーティーに誘うのだが…。 そのころ一人の生徒にスコーピオン・ゾディアーツが近づいた。 「憎い相手がいるのだろう…」。 差し出すその手にはスイッチが…。何も知らずに受け取ったその生徒がスイッチを押すと…。 【仮面ライダー】 仮面ライダーフォーゼ 記号 アストロスイッチ フォーゼモジュール 仮面ライダーフォーゼ ベースステイツ ○ 01 ロケットスイッチ ロケットモジュール × 02 ランチャースイッチ ランチャーモジュール △ 03 ドリルスイッチ ドリルモジュール □ 04 レーダースイッチ レーダーモジュール 必殺技・リミットブレイク 【フードロイド】 バガミール+カメラスイッチ 【怪人・ゾディアーツ】 ゾディアーツ ゾディアーツスイッチ スイッチャー ユニコーン・ゾディアーツ ユニコーン 【幹部怪人・ゾディアーツ】 ゾディアーツ ゾディアーツスイッチ スイッチャー スコーピオン・ゾディアーツ スコーピオン 第5話の時点では不明 【登場人物・出演俳優】 【用語】 【関連するページ】 JK(ジェイク) スコーピオン・ゾディアーツ ゾディアーツ 中島かずき 仮面ライダーフォーゼ VOL.2 各エピソード 各エピソード登場人物 宮崎剛 放映リスト 新田文博 監督 石田秀範 第1クール 第4話 第5話、第6話登場人物 第6話 脚本
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/802.html
アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国様からのご依頼品 その時、芝村英吏の気分を表現するとなると非常に難しい。 まず、整理してみよう。今日は朝から調子が悪かったように思う。 もしかしたら全てが夢かもしれない。そんな錯覚を覚えるほど、英吏の今日はおかしかった。 まず最初は死んだはずの大家令が居た。 この時点で今日の出来事は全て夢か、或いは今までの出来事が夢か、やや判断に戸惑う所がある。 しかもその大家令。あろうことか道化の言動を取っていた。この時点で色々と訳が判らなくなる。 というか、あの不思議なダンスはなんだ? 一体奴は何がやりたかったのか? 大家令といえる存在である。その行動に無駄はなく、また意味のない行動など無いはずである。 だが、いかに芝村英吏であろうとあのダンスの意味を即座に特定できるほど、大家令のことは理解できなかった。 その時点で英吏の気分は大分落ち込んだ。明らかに意味のない行動に意味があると考えるのは穿ちすぎなのか? それとも、そう思わせ何も考えさせない事こそが本当の策なのか? 疑心暗鬼もいいところである。この時点で気分は相当最悪だった。 次いで学校に着てみれば謎の戦闘が起こる。それに巻き込まれた。 テロかどうかはすぐに判った。何故ならば戦闘が起こったからだ。 それが正常なテロかどうかまでは判らないが、ただの愉快犯でそこまでする愚か者は居ないだろう。 英吏はその戦闘に参加したとは言い難いだろう。何しろ何が起こっていたのかも理解できてないのでは戦いに参加したとは言えない。 戦闘が起こった場所に向えば相手は年少の少年だった。そう、どう見ても、少年である。 芝村は確かに外見などでその全てを判断するわけでは無い。だが、突如として現れた10になったかならないか程度の大人しそうな少年が四本腕を使って暴れだすのは幾らなんでも常識外だ。 その上その少年と相打ちしたのはこれまた少女である。 その間、芝村が出来た効果的なことは何も無かった。そう、何も無い。 目の前で行われた少年と少女の戦いに影響すら与えられず、気がつけばて傷を負わされ、戦いは終わっていた。 これで欠片も自尊心が傷つかない人間など居るだろうか? しかも、彼は世界の征服者たる芝村の一族である。 全ての手段を行使してでも全てを守ると決めた傲慢たる一族の一員である。 その自分が何も出来ず、何が起こったかも理解できず、そして、いつの間にか手傷を負わされている。 「……ふ、ふふ」 英吏は笑いがこみ上げてくるのを止められない。それはどこかおかしな、壊れたとまでは言わずともやや崩壊した自嘲である。 目の前にことに理解は及ばずとも、目の前で起こったことを否定する気にはならない。 これが夢かどうかなど関係ない。ただ、事実のみを認めるしかない。 それは自身の肩についた傷が、痛みが、その存在を主張をすればそれだけで事足りる。 いいだろう、と芝村は笑う。いいだろう、と芝村は微笑を浮かべざるを得ない。 かの有名な電子の巫女王には及ばずとも自身とて芝村の一員である。目の前で起きた事を否定することはしない。 いつか、絶対。アレを使いこなしてみせる。 それは芝村としての意地だったのか、或いは英吏としての意地なのか。 それが判らずとも芝村英吏は微笑を浮かべる。 「英吏さん、大丈夫ですか!?」 その時、声が響いた。どうやらどれほどの時間か判らないが立っている間に相当な時間が流れたようだ。 声が響いた方を軽くみてみれば、先ほど別行動を取った玄霧藩の人間が数名、やってきている。 先頭で駆け寄ってくるのはアポロである。 「まぁ、死ぬほどではないな」 事実のみを端的に伝える。そう、死ぬような傷では無い。 駆け寄ってきたアポロが傷の具合を確かめている。止めるつもりもなく、そのままさせておく。 全員が色々と何かを言っている。全てを聞き取るのが面倒なのでアポロの言葉に耳を傾ける。 その中に出てきた月子という単語。月子、あぁ、月子……。 「彼女はウーンズライオンを得るだろう。うらやましい限りだ」 ウーンズライオン。傷ついた獅子勲章。 名誉の戦死を遂げた人間に送られる、最後の栄光。 本当に、羨ましいと思った。冷静に考えてみれば判る。自分が今回の戦いで死んだとしても決して貰うことのできない……否、出されれば侮辱としか思えないその勲章を彼女は貰うに値する行動を取っていたのだ。 皮肉でもなんでもない。いや、皮肉を交えたのは事実だがそれ以上にあの戦いに参加できた羨望が勝る。 それからも何度か何かを聞かれる。それに対して情報を分解せずに、何も考えずに喋る。 ……というか、なんだというのだ。 様々な事が起こり、それらを自身でも整理出来ないうちに無遠慮に聞かれる。これは軍法会議か? その質問の一つ一つを答えるごとに何も出来なかった事実を再確認されているでもある。 「事情聴取をするなら、法にのっとってくれんか」 朝から不可思議な事が立て続けに起こり、英吏のストレスも多少はあったのだろう。つい棘棘しい言葉が出る。 その言葉にその場に居た全員。特に手当てをしてくれていたアポロの顔が歪むのを見て大人気なかったか、と思いなおす。 他人に当り散らすなど、正常な芝村、正常な英吏ならば行わないだろうがそれでも、その事を素直に言わずただ質問に答えるという行動で英吏なりの誠意を表す。 肩の痛みと手当ての感触以外はそれほど意識せずに行う。ゆっくりと自分の中でも起きた事を整理しながら、答えていく。 そのうちに一人の男がやってきた。 「変な人おおいなあ」 この状況で気楽に歩いてくる貴様には敵うまいよ。 少しぼやけた頭で英吏はそんな事を、思った。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) お世話になってます、いつも素敵なSSをありがとうございます!そしてこちらでの感想が遅れて申し訳ございません!藩国旅行だというのに英吏さん一杯の場面を依頼してしまってすみません、とても素敵です。見ほれてます。というか読み惚れてます…! -- アポロ (2008-07-21 05 07 54) 名前 コメント ご発注元:アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=346 type=284 space=15 no= 製作:癖毛爆男@アウトウェイ http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=945;id=UP_ita 引渡し日:2008// counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/fourze_astroswitch/pages/41.html
※このコメント欄はアストロスイッチの情報やwikiの間違い、改善案等を書きこむところです。※雑談や自己紹介。こんなスイッチが欲しいなどの書き込みは簡易雑談処へお願いします。※スイッチやドライバーの発見報告、再販情報はアストロスイッチ発見掲示板へおねがいします。※コメント覧での発売日に関する質問は禁止です。質問は発売日質問掲示板でお願いします。※ガンバライドの話題は簡易雑談処か ガンバライドwiki でおねがいします。※上記のルールが守られていない書き込みや荒らし書き込みは予告なく削除いたしますのでご了承ください。※書き込みできない場合は サポート支部 にて問い合わせてください。※返信する場合は返信したいコメントの横のボタンにチェックを入れてから書きこんでください。
https://w.atwiki.jp/sentai-hero/pages/416.html
「3・2・1!」 【ライダー名】 仮面ライダーフォーゼ ベースステイツ 【読み方】 かめんらいだーふぉーぜ べーすすていつ 【変身者】 如月弦太朗 【スペック】 パンチ力:2.1tキック力:6.3tジャンプ力:ひと跳び20m走力:100mを6.2秒 【フォームチェンジ】 仮面ライダーフォーゼ エレキステイツ仮面ライダーフォーゼ ファイヤーステイツ仮面ライダーフォーゼ マグネットステイツ仮面ライダーフォーゼ ロケットステイツ仮面ライダーフォーゼ ランチャーステイツ(小説)仮面ライダーフォーゼ ロケットドリルステイツ 【最強フォーム】 仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツ仮面ライダーフォーゼ メテオフュージョンステイツ仮面ライダーフォーゼ メテオなでしこフュージョンステイツ 【声/俳優】 福士蒼汰鈴村健一(声) 【スーツ】 高岩成二 【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ(2011年) 他 【初登場話】 第1話「青・春・変・身」 【テーマソング】 Giant Step 【詳細】 アストロスイッチとフォーゼドライバーによって如月弦太朗が変身する仮面ライダーフォーゼの基本形態。 全身がロケットをモチーフとした姿を持つ。 フォーゼドライバーに4つのスイッチを装填し、それを組み替えたり、スイッチを押すことで四肢に様々な「フォーゼモジュール」を出現させ、その力で戦う。 また、背中からのジェット噴射で、ある程度重力を無視した動きができ、ジャンプ力を強化させたり着地の衝撃を和らげさせるなど多種多様な用途に用いられる。 初期のスイッチ配置はロケット、ランチャー、ドリル、レーダー。 そこから4種除いた36種のスイッチを戦闘にて使う。 初登場となるオーズの劇場版では右腕のロケットモジュールによる「ライダーロケットパンチ」、マジックハンドモジュールによる「ライダースイングバイ」にて怪人態となったガラと戦った。 必殺技はロケットの噴射で加速し、ドリルキックを放つ「ライダーロケットドリルキック」。 敵を宇宙に運んで放つ「ライダーロケットドリル宇宙キック」、これから更にリミットブレイクを発動して追撃する「ライダーロケットドリル大宇宙キック」も存在する。 また、最終話で使用した計4回ものリミットブレイクを発動しての追撃「青春銀河大大大ドリルキック」はサジタリウス・ノヴァを倒すほどの威力を誇る。 平成の主役ライダーの基本フォームにおいてはやや基本能力が低い部類に入るが、モジュールを用いた多種多様な戦法を用することで額面以上のスペックを産み出している。 テーマソングの「Giant Step」は和訳すると「大きな一歩」。 これはかの有名な宇宙飛行士の名言「私の一歩は小さな一歩だが…」が由来していると思われる。 『平成ジェネレーションズFINAL』にも登場。 変身後はネビュラバグスターやダミーホロスコープスと戦っている。 時系列的には『MOVIE大戦アルティメイタム』より少し前となる(公開前から2017年に対し矛盾が出てくるのではと囁かれており、エグゼイドの小説版では案の定2018年が舞台となってしまっている)。 『仮面ライダージオウ』ではEP05に登場、スコーピオン・ゾディアーツと戦っている際、アナザーライダーのアナザーフォーゼが生まれたため、力を失った。 『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』ではウォズの平成の垣根を超えた力の解放により復活、複数のカッシーンやクォーツァー3大ライダーと戦い、大詰めではコズミックスイッチを用いコズミックステイツとなった。 『ビヨンド・ジェネレーションズ』ではクローンライダーの第2陣として登場、バイスが融合した。 【余談】 FMCSではこのベースステイツの象徴のロケット、ランチャー、ドリル、レーダーモジュールが付属。 また、SPバージョンとしてこれを含めた全ステイツに付属されているものを除く計20種のモジュールと同梱しているステルスを使っているという体のクリアボディのベースステイツのセットも製作された。 名前の由来はシリーズ40年を記念して、「4(フォー)」、「0(ゼロ)」から。 イメージソースは仮面ライダーメテオと同じく、仮面ライダースーパー1(惑星探査の面のイメージ)とされている。 デザインモチーフはロケット。 コンセプトは「宇宙に向かうライダー(ロケット)」、NASA。
https://w.atwiki.jp/fourze13/pages/11.html
【種別】 登場人物・出演俳優(TVシリーズ レギュラー登場人物) 【名前】 大文字隼 【よみがな】 だいもんじ しゅん 【キャスト】 冨森ジャスティン 【登場話】 (第1クール)第1話、第2話、第3話、第4話 仮面ライダー部 (天ノ川学園高校では非公認の部活動)如月弦太朗 (仮面ライダー部の創設者で仮面ライダーフォーゼに変身して戦う) 風城美羽 (部長) 城島ユウキ (部員第1号) 歌星賢吾 (部室(ラビットハッチ)管理? 父の遺産であるアストロスイッチの所持者) 大文字隼 (パワーダイザーのパイロット) JK(ジェイク) (チャラい情報収集担当) 【キャラクター】 天ノ川学園高校3年生。アメフト部キャプテンでキングと呼ばれる「ジョックス」(いじめっ子)。 【名称の由来】 本作「仮面ライダーフォーゼ (平成仮面ライダーシリーズ第13作)」は仮面ライダー生誕40周年記念作品としての冠がつく。今回レギュラー出演する登場人物はそれぞれ仮面ライダーシリーズの作品の主人公の名前を様々な形で変化させている。 大文字隼(だいもんじ しゅん)は仮面ライダーの主人公の二号ライダー、一文字隼人(いちもんじ はやと)の名前の文字の「大」は漢字の一と人を合体させている。 【関連するページ】 JK(ジェイク) MOVIE大戦 MEGAMAX フォーゼ編(仮) MOVIE大戦 MEGAMAX フォーゼ編(仮) 登場人物 ライダー100億ボルトブレイク 三浦俊也 仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGAMAX 仮面ライダー部 冨森ジャスティン 城島ユウキ 如月弦太朗 歌星賢吾 登場人物・出演俳優 第11話 第11話、第12話登場人物 第13話、第14話登場人物 第15話、第16話登場人物 第17話、第18話登場人物 第1クール 第1話 第1話、第2話登場人物 第27話、第28話登場人物 第29話、第30話登場人物 第2話 第3話 第3話、第4話登場人物 第4話 第5話、第6話登場人物 第7話、第8話登場人物 第9話、第10話登場人物 部活 風城美羽
https://w.atwiki.jp/fourze_astroswitch/pages/39.html
No. スイッチ名 DX玩具 カプセル 食玩 その他 1 ロケット ◎ 01,02,05,07 1 ◎(入浴剤)◎(キャラデコ)◎(テレビマガジン3月号)◎(ライダーボックス1)◎(ガシャポン部) 2 ランチャー ◎ 01,02,06,14 1 ◎(入浴剤)◎(テレビマガジン増刊)◎(ライダーボックス1)◎(ガシャポン部) 3 ドリル ◎ 01,02,04,09,14 1 ◎(入浴剤)◎(てれびくん6月号)◎(ライダーボックス2)◎(ガシャポン部) 4 レーダー ◎ 01,02,03,06 1 ◎(入浴剤)◎(スーパーてれびくん)◎(ライダーボックス2)◎(ガシャポン部) 5 マジックハンド ◎ 03,04,05,13 1,BS3 ◎(コロコロイチバン6月号)◎(ガシャポン部) 6 カメラ ◎ 02,03,13 1 ◎(入浴剤)◎(スタジアム)◎(クエスト)◎(アドベンチャー)◎(ガシャポン部 ) 7 パラシュート ◎ 02,03,05 1 ◎(ロワイヤル)◎(スタジアム)◎(クエスト)◎(アドベンチャー)◎(ガシャポン部) 8 チェーンソー ◎ 02,04 2 ◎(入浴剤)◎(ロワイヤル)◎(スタジアム)◎(クエスト)◎(アドベンチャー)◎(ガシャポン部) 9 ホッピング × 02,03,05,12 2,4,BS3 ◎(スタジアム)◎(クエスト)◎(アドベンチャー)◎(ガシャポン部) 10 エレキ ◎ 03,04,07,08 2 ◎(入浴剤2)◎(ガシャポン部) 11 シザース ◎ 03,13 2,4,BS1 ◎(ガシャポン部) 12 ビート ◎ 03,04 2 ◎(ロワイヤル)◎(ガシャポン部) 13 チェーンアレイ ◎ 03,04 3 ◎(ロワイヤル)◎(ガシャポン部) 14 スモーク × 03,04,06,12 3,BS1 ◎(ガシャポン部) 15 スパイク × 04,06,12 2,BS3 ◎(ガシャポン部) 16 ウインチ ◎ 06,13 3,BS1 ◎(ガシャポン部) 17 フラッシュ ◎ 05,13 3,BS1 ◎(入浴剤2)◎(ガシャポン部) 18 シールド ◎ 05,13 3 ◎(ガシャポン部) 19 ガトリング ◎ 05 3 ◎(ガシャポン部) 20 ファイヤー ◎ 05,08,12 3,BS2 ◎(入浴剤2)◎(ガシャポン部) 21 ステルス ◎ 04,06 4 ◎(ガシャポン部) 22 ハンマー ◎ 06,13 5 ◎(ガシャポン部) 23 ウォーター × 06,09,11 4,BS1 ◎(ガシャポン部) 24 メディカル × 07,11 4,BS2 ◎(ガシャポン部) 25 ペン × 08,11 5,BS2 ◎(ガシャポン部) 26 ホイール × 08,12,14 4,BS3 ◎(入浴剤3)◎(ガシャポン部) 27 スクリュー × 10,12,14 5 ◎(入浴剤3)◎(ガシャポン部) 28 ハンド × 08,11 5,BS3 ◎(入浴剤3)◎(ガシャポン部) 29 スコップ ◎ 09,14 6,BS3 ◎(ガシャポン部) 30 Nマグネット ◎ 12 NS ◎(ガシャポン部)◎(ガシャポン部特製マグネットスイッチ) 31 Sマグネット ◎ 12 NS ◎(ガシャポン部)◎(ガシャポン部特製マグネットスイッチ) 32 フリーズ ◎ 10,14 6,BS2 ◎(ガシャポン部) 33 クロー ◎ 10 5 ◎(ガシャポン部) 34 ボード ◎ 09 6 ◎(ガシャポン部) 35 ジャイアントフット × 10,12,14 5 ◎(入浴剤3)◎(ガシャポン部) 36 エアロ × 10,12,14 6,BS3 ◎(ガシャポン部) 37 ジャイロ ◎ 10,14 BS1 ◎(ガシャポン部) 38 ネット × 11,13 BS2 ◎(ガシャポン部) 39 スタンパー × 11,13 6,BS3 ◎(ガシャポン部) 40 コズミック ◎ 13,14 × ◎(ガシャポン部) - S-1 ロケットスイッチスーパーワン ◎ 14 × × S-3 ドリルスイッチスーパースリー ◎ 14 × × EX フュージョン ◎ × × × メテオ ◎ 07,12 4,BS1 ◎(入浴剤2) メテオストーム ◎ 12,14 × ×
https://w.atwiki.jp/niconico2nd/pages/487.html
アポロ13 -そして誰もいなくなるか? ◆uv1Jg5Qw7Q 完全なる闇を迎えた砂漠は、太陽光による熱は冷め気温がかなり低下していた。 既に前後も分からないような状況でありながらも、一人の少女は確実に足を進めていく。 少女の体には傷が多く、特に手足の傷は見るに耐えない。 肩には弾痕、足には刃物で刺した痕、右手に至っては中指を中心に真っ二つに裂け、機能していなかった。 しかしそれでも、少女は進んでいく。 その紅き目に燃やす炎は憎悪。 身を覆うほどの殺気は、一睨みするだけで全てを壊し尽くさんと言う程である。 (なんだか、昼間よりも回復が早い…) 少女――フランドールは、自分の肩を見て思う。 先ほどの戦闘での傷はまだ癒えない。 だが、昼に受けた傷は既にほぼ完治していた。 「そうか、今が夜だから…今夜は満月だしね――――?」 フランは、自分の言葉に違和感を抱く。 そしてその違和感の理由は、直ぐに分かった。 「昨日も満月じゃなかった?」 フランがテトや赤さんと会う前、見た空。 あの時と、現在の空は全く同じ物だった。 (よく見ると、星の位置も全く変わってない… あの月が偽物とは思えないけど………。やっぱり分かんないや) フランは、思考を停止した。 そんなことを考える必要はないのだ。 自分は、偉大なる月の力を受けている。 ただそれだけの話。 (さて、立ち止まっちゃいけない。 早くアカギを追いかけないと、もう会えないかもしれない) フランは足を速めた。 口元は緩み如何にも楽しそうである。 しかし対照的に、その目には変わらず怒りと憎しみが燃えさかっている。 少女――フランドールは、些か気が触れていた。 ◇ 一方、豹人間と唯の人間は、追われていることに気づかず歩みを進めていた。 二人の間に会話はなく、聞こえるのは砂を踏みしめる音だけである。 まさに静寂と言える空間で、アカギは静かに思案する。 (やはり…豹の姿を取っているだけあり、警戒心は強いか。 視覚・嗅覚・聴覚に於いても奴の方が上…さらに攻撃力、機動力、反応速度も高い。 唯一勝っているのが知能だけ、では襲いかかったところで返り討ちか……) アカギは、アポロに聞こえない程度に舌打ちをする。 しかし、それでもアカギの顔から余裕の笑みが剥がれることはなかった。 (だが……それはつまり、味方となれば大きな戦力…! そして現在は味方でも敵でもない状態…今できることは、強引にでも恩を着せること…) アカギは握っていた拳をゆっくりと開く。 そして一呼吸置くと、アポロに向け言葉を発した。 「なあ、お前…アポロといったか」 「………」 「俺は見ての通り一般人だ…剣道の経験もなければ銃なんて触ったこともなかった…」 「………」 相手は無言。悪く言えば無視である。 だが、そんなことは気にせずアカギは話を続ける。 「しかし俺は妙に運が良く、支給品に銃を手に入れたようだ…。 俺はこれ以外にも支給品があるから構わないが、お前は必要じゃないか?」 「……そうですね…」 アポロが反応を見せる。 いや、反応しなければならなかった。 武器をもらうことを選択すれば、敵に襲われたときアカギの分も戦うことになるだろう。 断れば、両者間の空気を悪くすることになる。 無視を続ければ、話をどんどん進められてしまう。 まるで麻雀で役を作るかのように、アカギがその流れを作ったのだ。 「……では、ありがたく頂きましょう」 レイガンを受け取るため、振り向いて答える。 しかしアポロも馬鹿ではない。 アカギの目的を見抜くと、反撃に出た。 「しかし私は、貴方が思っている程銃の扱いが上手いわけではありません… 誤った方向に撃つ可能性もありますから、期待はしないで下さい」 その目には疑惑が浮かんでいる。 信頼などほぼゼロ、形だけで繋がった関わり。 (ククク…やはりこいつも馬鹿じゃない… 誤った方向とは一体、どこを指すんだか……。) アポロの言葉の意図を読み、アカギはそれでも表情を崩さない。 頭の弱い者なら理解できないような、不穏な空気。 ならば、阿呆の振りをして答えるのも、一つの選択肢。 「悪いが期待させてもらう… 俺がもし危険なときになったら助けてくれると、信じているよ」 「いや、だから私は――――」 「見ぃつけたっ!!」 アポロがアカギの言葉を否定しようとした瞬間、何処かからそれを遮る声が聞こえた。 遠くもなく近くもなく…そして、360度見回しても誰もいない。 (ということは…上か!!) 色鮮やかな翼を月光で光らせながら近づく、一つのシルエット。 アポロはそれに向けて、弓を引き絞りながら叫んだ。 「止まりなさい!!さもないと撃ちますよ!」 しかし、止まる様子はない。 それどころか、耳に入れてもいない様子だった。 (なるべく撃ちたくないが…仕方ない) アポロの指が、矢から外れる。 そして、限界まで引かれた矢が、最大の威力を以て飛び出す。 しかし"人間を射殺す程度の攻撃"は、吸血鬼に触れることすらなかった。 「あははッ、速いだけの自機狙い弾じゃ当てることも出来ないよ!?」 矢の動きと敵の動きが同等。 アポロは圧倒的な力の差に、刹那硬直する。 たかが刹那、然れど刹那。 僅かな時間ではあったが、フランドールが地に足をつけることは容易かった。 「ッぐあぁ!!」 アポロの腹に、フランの膝が突き刺さる。 そして受け身もとれぬまま、アポロは地面に叩きつけられた。 「ごめんね、でも貴方が目的じゃないのよ。 私が殺したいのは、そっち」 フランが、無邪気な笑みで死を宣告する。 その指の先にいるのはもう一人の人間、アカギ。 「ククク……新堂を殺したのは、やはりお前だったのか?」 「…だってあれは、アイツが攻撃してきたんだもん。殺されそうになったから殺しただけ」 「だからと言って、俺も殺されるわけにはいかないな……スピード・ウォーリアー召喚……!!」 カードを空に突き上げ、宣言したアカギの隣に一人の男が現れる。 銀色の鎧を身に纏ったそれは、破壊力や防御力より機動力に特化していると見られる。 フランはその召喚を、『弾幕ごっこ』の開始と受け取った。 「誰だか知らないけど…そいつを殺してからあんたを殺せばいいのね…!?」 フランの姿が、一瞬にしてかき消える。 そして、それに対応するようにスピード・ウォーリアーも消えた。 次の瞬間、金属が擦れ合うような音と火花が、砂漠の闇を照らした。 フランの爪が腕を削ぎ、スピード・ウォーリアーの拳が肩を殴り抜く。 しかし両者とも、怯む様子はない。 一度後退したかと思えば、勢いをつけて飛びかかる。 (しかし……ここまで速く追ってくるとは想定外…! どうやら右腕に大きな傷を負ったようだが…左腕だけでもあの攻撃力… なにか、力を強化するものを摂取したか…それとも、夜ということに関係があるのか…?) フランドールとスピード・ウォーリアーの戦闘を目で追いつつ、アカギは冷静に状況を考察していた。 実際は冷静ではないが、取り乱す程のことでもない。 スピード・ウォーリアーは攻撃力には欠けるが、相手が負傷している分機動力では互角。 仮に負けたとしても、獏良にもらったもう一枚のカードがある。 (奇襲をかけられた側にしては条件に不足は無し… あとはあの豹人間の動向によって、という訳か……) アカギは呻くアポロを一瞥して、軽く舌打ちをした。 そして態とらしく駆け寄ると、肩を揺する。 「大丈夫かアポロ……! どうやら大きな傷を受けたわけではないらしいが、ここは離れた方が賢明じゃないか…?」 「いえ…この程度の傷で逃げるわけにはいきません…!」 アカギの言葉を否定するように、アポロは勢いよく起き上がる。 どうやら痛みで、アカギの皮肉と挑発は理解できてないようであった。 アポロは再度弓を絞ると、放つタイミングを計る。 噛み合わない二人に対し、フランは何も考えることなく本能で敵を攻めていた。 「攻撃してこないみたいだけど、どうしたの!?」 既に両者の攻防ではなく、フランの攻撃をスピード・ウォーリアーが避けるだけとなっている。 それもその筈、スピード・ウォーリアーは初撃でしかその能力を発動できない。 アカギはそれを分かっていて、時間稼ぎに利用したのだ。 フランが拳を突き出せば、身を捻り躱す。 脚を持ち上げれば、背後へと回り込む。 爪を振るおうとすれば、飛び退く。 どんなに密度の濃い弾幕も、パターンを覚えれば避けられる。 それは接近戦でも同じこと。 力があろうと、スピードがあろうとも関係ない。 「じゃあ、これでお終いよ」 拳を体の後方へと隠す。 敵はすぐに警戒し、左腕に注目する。 そこを狙い、反動を利用しての―― ―――上段回し蹴り。 「ガッッ」 「当たった…ッ!!」 側頭部に踵が命中したスピード・ウォーリアーは、悲鳴とも呻き声とも分からぬ声を上げ吹っ飛んだ。 その首があってはならない方向を向いているので、確実に即死だろう。 フランは敵を倒したことに歓喜し、ガッツポーズを取る。 ―――その次の瞬間、フランの脇腹には深々と矢が突き刺さっていた。 「ッッ……ぅあ…」 意識が遠のくのを必死に堪える。 そしてフランの肉を抉ったそれを、熟視した。 「ねえ…暗くてあまり見えなかったんだけどさあ……… 今これを撃ったのは、どっち……?」 大量の血が砂に染み込まれていく。 しかし、まるで痛みがないように、フランは表情を変えない。 ゆっくりと、フランの目線が上がっていく。 その"妖怪じみた"妖怪の動きに、矢を放った犯人――即ちアポロはただただ、恐怖を感じた。 (あれが……本当の、妖怪…今まで戦ってきた生物兵器とは全く違う…! 目が合えば、間違いなく殺される……!!) アポロは、息を殺して耐える。 だがしかし、現実は非情であった。 反撃のアイデアが閃く訳もなく、アカギが助けてくれるわけでもない。 「―――ねえ、さっき撃ったのは貴方?」 「……!!」 目が、合ってしまったのだ。 なまじ目が良いために、その殺気を直視してしまった。 撃ったのが自分だ、と目で伝えてしまった。 殺される――――野生としての本能が、危険を察知する。 豹やライオンが――否、全ての獣は、恐怖を感じたとき何をする? 答えは二つ。"戦う"か"逃げる"のどちらかだ。 ただし、もし逃げられないと分かっているなら? 無謀だと分かっていても、"戦う"しかない。 そして、アポロも又、その答えしか選択できなかった。 「うわあああああああぁぁぁ!!!!!!!」 アポロは直ぐさま弓からレイガンに持ち替え、撃つ。 重傷を負ったフランが動けるわけもなく、直撃。 「うッ!!」 1,2mほど吹っ飛んだが、それでもアポロは容赦しない。 「死ねッ、死ねッ、死んでくれッ!!」 焦燥から不安から恐怖から懇願から、全ての感情を光弾に込めて放つ。 威力が優れないレイガンでは、何発か撃っただけでは殺せない。 しかし、一度当たれば簡単には抜けられない。 人間の拳と同じ程の威力しかなくても、10発撃てば豹の牙。 アポロが全弾を撃ち尽くしたころには、もうフランは息絶えていた。 弾のないレイガンの引き金を必死に引き続ける、アポロの呼吸音が大きく響く。 体温の上がった息は、砂漠の低温の所為か白かった。 達成感などない。頭の中は、恐怖でいっぱいだった。 息を落ち着かせて、トリガーから指を離して。 そこで初めて、沸き上がってきたのは―――罪悪感。 (私は……一体なにをしているんだ…!? 何故私は、こんな銃を大切に握りしめて……!) 「そんな…嘘でしょう…私は人を…人を殺したって言うのか…!」 困惑するアポロの脳裏に、一人の顔が思い浮かぶ。 白髪の、灰色のTシャツを着た青年。 キョン子の言った危険人物に酷似した男。 (そうだ…何故私は気づかなかった… あの男と行動なんてしなければ、あの男に銃などもらわなければ…!! 獏良さん達について行けば…こんなことにはならなかったのにッ!) アポロは、下唇を噛み締める。 そして、地面に拳を打ち付けた。 「……最悪だ、最悪だ最悪だ!! 私はあの男に嵌められたんだ…クソッ! 人殺しなんてさせて……絶対に許さない…!!!」 何度も何度も、砂を殴り続ける。 顔面は蒼白で目は充血している。 噛んだ下唇からは、真っ赤な血が流れ始めていた。 最早、彼はアポロじゃなくなっていた。 彼の大切な兄弟が見れば、別人だと思うだろう。 何も恐れず勇敢で、その反面誰よりも他人に優しかった長男。 ならば、何が彼を変えてしまったのか。 バトルロワイアルというゲームの所為なのか。 アカギという狂気と関わってしまったからなのか。 どちらも否。正解は、遙かに大きすぎる力を持った妖怪の、妖気に当てられてしまったから。 被害者は、吸血鬼。しかし加害者も、吸血鬼。 ならば、被告人として立たされたアポロは、誰に裁かれるのか? ――――それも又、吸血鬼。 「最悪だ…?許さない…?それはこっちの台詞でしょ?」 「え――――」 ドン、と重みのある銃声が、無音の砂漠で残響音を響かせる。 下った判決は黒――…アポロは、懺悔も許されずに息絶えた。 銃声の元はフランの手元。 そう、フランは死んでいなかったのだ。 それどころか、大きな傷は受けていない。 日光から身を守るために使った『ゼロの仮面』を、盾として利用したのである。 しかし、それでも傷は深い。 脇腹に傷を負った状態で、砂漠を転がったのだから、当然ではあった。 フランは凶器に使った拳銃――クリムゾン――を遠くに投げると、力なく地面に倒れた。 (痛い…なぁ…、幾ら吸血鬼でも、この傷じゃ簡単には治らないよ… とりあえず、あいつの血を飲まないと……) 血だらけの状態で、頭のない死体へと近づいていく。 その姿は既に誇り高き妖怪ではなく、必死に生を求める愚者であった。 【アポロ@チーターマン2 死亡】 【E-3 砂漠/一日目・夜中】 【フランドール・スカーレット@東方project】 【状態】:全身に拷問痕&切り傷(大体回復)、右手が真っ二つ、脇腹に刺し傷、全身に打撲痕、疲労(大)、瀕死 【装備】:クリムゾン(弾数5/6、予備弾6/36)@デスクリムゾン 【持物】:基本支給品一式*2、セーブに使って良い帽子@キャプテン翼 射影機(07式フィルム:28/30)@零~zero~、予備07式フィルム30枚 【思考】歪みない生き方=今まで通りの自分の生き方をする。 0、豹人間(アポロ)の血を吸う 1、あの白髪頭は絶対に許さない。 2、美鈴に会えたら、デパートに連れて行って壁とか山の事を調べる。 3、嫌な奴を殺す(アカギ(名前は知らない)、ブロリー) 4、嫌な奴かは話して決める。襲ってくる奴は殺す。 5、本屋にあるDMの本を読みたい。 ※「ゼロの衣装セット」は全て壊れました。太陽に晒されれば死に至ります。 ※美鈴達と情報交換をしました。 ※再生はできますが、速度は遅いです。 ※くず鉄のかかしの使用制限を知りました。 ※フランは羽入の名前を知らず、オヤシロ様とだけしか知りません。 ※クリムゾンの進化ゲージは初期値に戻りました。 ※本来より速く、二、三人の殺害(もしくは死体撃ち)でゲージは最大に溜まるようです。 ※自分の所為であおばシゲルが死んだことがわかっていません。 ※ブロリー達の戦闘に気付きました。 ※一部の壁がおかしいことに気がつきました ※山の向こうに興味を持ちました。 ◇ アカギは、一人で図書館へと向かっていた。 10分程前まで同行していた男はいない。 きっと同行していたことを知る者は、疑問に思うだろう。 『何故、アポロがいないのだ』、と。 しかしアカギは、嘘を言うことなく答えられる。 『アポロは、襲ってきたフランドールに殺された。 原因が誰にあるかは、言わなくても分かるだろう?』 実際の出来事である。 そして、原因はアカギにあるわけではない。 危険人物を取り逃がした、チルノにあるのだ。 自分の強運を喜ぶアカギの耳に、一つの銃声が響いた。 「今の銃声は…?」 アカギは思考を瞬時に切り替える。 (アポロが銃を隠し持っていたとは考えられない… 大方、あの吸血鬼が新堂から奪ったものだろうな… クク…つまりあの勝負は吸血鬼、フランドールの勝ちという訳か) アカギは、心の中の笑いを表に出し、嗤った。 そして殺意を込めて、自分の通ってきた道を見据えた。 「お前も、相当な『強運』の持ち主という訳か……! ククク……俺と同じ狂気を持ちながら、俺と同じ強運を持っている…! これだからこのゲームは面白い………!!」 賭博とは、勝者こそが全て。 敗者はただ、悔しさを込めて勝者に財物を貢ぐ。 そして彼は、このゲームでいくつもの賭けを行ってきた。 敗者からの貢ぎ物は一体何なのか? それは言うまでもなく、『強運』である。 【D-4 右上/一日目・夜中】 【赤木しげる@闘牌伝説アカギ 闇に舞い下りた天才】 [状態]:右肩にダメージ(小)、ユベルに興味 [装備]:寝袋@現実 [道具]:支給品一式(水一食分消費)、写真(残り数枚)@心霊写真にドナルドらしきものが DMカードセット(スピード・ウォリアー、魔法の筒、ガーゴイル・パワード)@遊戯王シリーズ ヤンデレ妹の包丁@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ 普通のDMカード数枚@現実、折り畳み式自転車@現実、乾パン入り缶詰×3@現実 [思考・状況] 0:第4放送までに誰得の部屋まで戻りたいが、無理か。 1:図書館に向かい、美鈴とやらにフランの行動について教えてやる。 2:愛……そういう賭けも悪くない。 3:キョン子(名前は知らない)ハク(名前は知らない)アレックス(名前は知らない)もいずれ… 4:殺し合いに乗り、狂気の沙汰を楽しむ 5:主催者と命を賭けた勝負をする 6:誰得の部屋……ククク…… 7:対主催組に期待 [備考] ※ルールを壊せるかもしれないという点で、誰得の部屋に興味を示しました。 ※スピード・ウォリアーが再使用出来るのは12時間後。 ※E-3のアポロの死体付近に、アポロの支給品が落ちています。 sm199 狩猟解禁 時系列順 sm198 道化師のみぞ知る策謀 sm193 熱血と冷静の間 投下順 sm195 ドナルドのディシプリン sm189 魔法少女十字軍 -Magic girl crusade- アポロ 死亡 sm189 魔法少女十字軍 -Magic girl crusade- フランドール・スカーレット sm203 正義の味方 -Round ZERO BLADE BRAVE- sm189 魔法少女十字軍 -Magic girl crusade- 赤木しげる sm209 Scarlet devil